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Cast

アデル:アデル・エグザルコプロス Adèle EXARCHOPOULOS

1993年11月22日パリ生まれ。ギターの教師をしているギリシャ人の父親と、看護師をしていたフランス人の母親のもと、パリ14区に生まれる。コレージュに通っていたころから演劇に興味をもち、名門リセ・ラシーヌ校に通っていた折、映画のキャスティング・ディレクターの目に留まる。そのときは残念ながら役は得られなかったが、彼女のプロモーション・ビデオが注目の的となり、05年、ジャン=シャルル・ユーの中編作品“Martha”に初出演。さらに翌年にはTVシリーズ“RIS police scientifique”にゲスト出演のほか、ジェーン・バーキンの初長編監督作品「Boxes」(シネクラブ上映)にも出演。その後、一躍注目の新進女優としてニコラ・バリの“Les Enfants de Timpelbach”(08)で主役のマリアンヌ役を射止めるなど次々と映画出演を重ね、11年にはフランス映画アカデミーが選ぶ30人の有望俳優にも選出。さらに13年には、本作と並行してノルヴェン・ルメールの“Des morceaux de moi”にも出演し、話題に。14年には、マリアンヌ・タルデューの“Qui vive”をはじめ、女優サラ・フォレスティエの初監督作などにも出演予定と伝えられている。

エマ:レア・セドゥ Léa SEYDOUX

1985年7月1日パリ生まれ。祖父のジェローム・セドゥはフランスを代表する映画会社パテの会長職にあり、大おじのニコラは同じくゴーモンの会長兼CEOという、フランス映画界のサラブレッドの血筋。内気な性格のため、女優になること決意したのはリセを終えてからだった。演劇学校「恐るべき子供たち(Les enfants terribles)」で演技を学び、2005年に人気歌手ラファエルのクリップに登場。その翌年、シルヴィー・エムのティーンエイジ・ドラマ“Mes copines”で映画初出演を果たす。クリストフ・オノレの「美しい人」(08/フランス映画際にて上映)のジュニー役で観客と批評家の心を鷲づかみにし、セザール賞の有望若手女優賞にもノミネート。09年にはクエンティン・タランティーノの『イングロリアス・バスターズ』にも顔を見せ、10年にはリドリー・スコット版『ロビン・フッド』でアングレームのイザベラ役を堂々と演じて国際的な評価も獲得。同時に新進監督レベッカ・ズロトウスキの「美しき棘」(10/フランス映画祭にて上映)では繊細な演技を見せて、再度、セザール賞の有望若手女優賞にノミネート。さらに翌11年にはウディ・アレンの『ミッドナイト・イン・パリ』、加えて『ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル』にも出演。翌12年にはブノワ・ジャコの話題作『マリー・アントワネットに別れをつげて』でヒロインを演じて、今度はセザール賞の最優秀女優賞にノミネート。今やフランスを代表する女優に。14年には“La belle et la bête(美女と野獣)” “Saint Laurent”と、話題作が控える。

サミール:サリム・ケシゥシュ Salim KECHIOUCHE

1979年4月2日リヨン生まれ。両親はアルジェリアからの移民で、リヨン郊外に育つ。95年、15歳のときにガエル・モレルの監督第1作『フルスピード』に出演したのをきっかけに俳優業に夢中になる。出演後、本格的に演技を学ぶために演劇学校に通う。その間もフランソワ・オゾンの『クリミナル・ラヴァーズ』(99)などさまざまな役柄に積極的に挑戦し、キャリアを重ねる。04年ごろから頭角を現し、ロベール・サリスの“Grande école”(04)やジュリア・コルドニエのTV用作品“Tenir tête”などで注目を集め、10年のメフディ・ベン・アッティアの“Le fil”ではクラウディア・カルディナーレと共演を果たす。また、俳優としての活動の一方、アマチュアのキックボクサーとしても知られており、一度はフランスの国内チャンピオンに輝いたほど。

リーズ:モナ・ヴァルラヴェン Mona WALRAVENS

1986年5月1日ベルギー生まれ。父親は、ベルギーを代表するコミック作家であり、またアニメーション作家でもあるピシャ(Picha=ジャン=ポール・ヴァルラヴェン)。父親の長編アニメーション作品である“Blanche-Neige, la suite”(07)で声の出演を果たす一方、短編にも積極的に出演し、演技を磨く。12年、ロマン・レヴィの“Radiostars”に次いでフローランラン=エミリオ・シリの話題作『最後のマイ・ウェイ』に、主人公クロード・フランソワのアシスタント役として出演。

トマ:ジェレミー・ラユルト Jérémie LAHEURTE

1990年9月7日パリ生まれ。2009年から11年まで、カリーヌ・ヌリスの演技レッスンを受講し、演技を学ぶ。12年、マリー・モンジュの中編作品“Marseille la Nuit”で映画デビューを果たした。続いて、ジャン=ステファン・ソヴェールのTV作品“Punk”に出演したのち、本作のトマ役で注目され、今後の活躍が期待されている。

ベアトリス:アルマ・ホドロフスキー Alma JODOROWSKY

1991年9月26日パリ生まれ。祖父はカルト映画監督として著名なアレハンドロ・ホドロフスキー。父は、その息子で『エル・トポ』(69)などにも出演していた俳優で演出家でもあるブロンティス。14歳のとき、TV用作品“Gaspard le Bandit”に初出演。その後、コンセルヴァトワールに学び、さらに2011年にはニューヨーク・フィルム・アカデミーで3カ月間の演技コースを受講。フランスに帰国後、アスニエールの演劇学校でも学ぶ。このころから本格的に映画出演も始め、米仏合作によるサスペンス・スリラー作品“Eyes Find Eyes(11)、フレンチお色気コメティ“Sea, No Sex and Sun”(12)に出演ののち、本作へ。また女優としての活動の一方、モデルとして数々のモード誌を飾るとともにシャネルのショーに登場し、ショーメのプロモーション・クリップにも出演と、華々しい活躍が続く。

アントワーヌ:バンジャマン・シクスー Benjamin SIKSOU

1987年2月8日パリにほど近いイヴリ=シュル=セーヌに生まれる。2歳半のときからヴァイオリンを習うなど、音楽の英才教育を受ける。その後、2002年から作曲も始め、05年には自身のバンドを率いてパリのジャズ・クラブで演奏活動を開始。07年には学業(美術史を専攻)を中断し、本格的に音楽活動に身を入れるとともに、俳優にも挑戦。08年、テレビのタレント登竜門番組「Nouvelle Star」で準優勝を果たし、これをきっかけにジェローム・サルのコミックをもとにしたアクション話題作「ラルゴ・ウィンチ 宿命と逆襲」(07/DVD)に出演し一躍注目の存在に。10年にはオードレイ・エストゥルゴの“Toi, moi, les autres…”に主演し、その演技に好評価を得る。今、もっとも注目される若手俳優のひとり。

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